Death Valley (SWC, Rainbow Canyion)


4月23日 水曜日


カリフォルニア州のSWC(スターウォーズキャニオン)に向けて、午前2時5分頃にユマ宿泊先のホテルを後にする。途中の国道では、風が強く砂が舞い上がり、車が大きく揺られる。砂の当たる音がザーと聞こえた。そして夜明けを迎える頃、デスバレーに続く国道沿いの山並みは、この世の物とは思えぬ信じられない様相を呈していました。








190号線を進む途中で標識が出ており、ここを右折する。
そして少し先、塩の大地で記念撮影。

ここは海抜よりも低い砂漠の中に塩湖が拡がっています。


車窓から、低空で谷に向うF15に出くわす。前方の山腹の中程を右手の方角に横切り、そして山の向こうに消えて行きました。目的地は近いです。その直後、車の後方からFA18 が頭上を低空で轟音を響かせて追い抜き、前方右手の谷の方角に消えていきました。突然ゴーとやられて、一同ビックリ仰天、どうもこの道路はアプローチの一つに使っているらしい。


ポイント到着、10時35分。約800キロの行程を所要時間 8時間30分で到着しました。荷物を持ち早速山登り。地元ではレインボーキャニオンとも呼ばれるV字谷は原始の頃から続いていると思われる静寂の世界でした。聴こえるのは、ハエの飛ぶ羽音がプーンと聴こえる。

このV字谷へのアプローチは、左上空、V字谷の壁の向こうから、右上上空から谷に侵入して目線の足下を通過し砂漠地帯に抜けて行きます。また、↓画像の砂漠側から進入して↑画像のV字正面の壁を右に回避してハイレート上昇をして行きます。高速の戦闘機を操るパイロットの度胸は凄いです。



寝不足の中、飛来をひたすら待ちます。居眠りしないように!!


12:54 XF VX-9#250 が飛来しましたが、居眠りをしていて撃沈。シャッターは押したが半かけブレブレ。!(◎_◎;)
でも、始めての飛来のチャンスをオタオタしながらも見逃す事なくシャッターを押せた事に、ナイスを。o(^_-)O
初めての体験、高速で、これが精一杯でした。


その後、13:38と14:35 にエドワーズ基地所属のF16 ED が2機飛来しましたが、1機は上空通過。
2機目は、何とか満足ショットが撮れました。


このポイントでは、皆さんそれぞれがワンシーン毎に悲喜こもごものストーリーが有り、それを語り合う時の楽しさが、何とも言えないひと時です。午後に多少温度が上がりましたが、終日爽やかな日差しとそよ風の中でマッタリとした時間を過ごす事が出来ました。本日現地滞在中の飛来は、この2回のみで、16時に撤収。

その後、ホテルへのチェックイン迄時間があるので、観光でアーティストパレットに向いましたが、以外に遠く途中でUターン。↓は、Uターン地点での風景。空気が澄んでいる事と日差しの強さで、山並みが素晴らしかったです。






この砂漠地帯へのアプローチは、峠越えの上りも下りも、ひたすらほぼ真っ直ぐの道で、特に危険を感じたのは、下りでドンドン加速するスピードの中、道路が地形によってはラクダの背の様に成っており、何度も車が飛び上がりそうに成った事です。それと、カーブではスピードオーバーで道路から飛び出しそうに成ったりで、怖い想いをしました。まだ死にたくないので、皆さんも行かれる機会が有りましたら、要注意ですよ。。




そして、Uターンの帰路にあるディユーンに寄り砂漠観光と写真撮影。
観光客は若いカップルが多かったです。サラサラの砂とアップダウンで、かなりの汗。
寝不足で体調が今一でヌルヌル汗が。!(◎_◎;)







夕食後は、寝不足の一日だった為、即散会。満天の星を眺めつつ部屋に戻り、シャワーに入り、即漠睡でした。

4月24日 木曜日
朝6時起床。外に出てみるとスキットした青空に太陽が上がってくる瞬間でした。乾燥地帯の為、朝焼け・夕焼けはめったに無さそうです。



自分が泊まったロッジの部屋は、114$と高かったのですが、この辺境の地仕方ないですね。

裏手に宿泊ロッジ、手前にレストラン、そして道路を挟んだ反対側には、キャンプ地が有ります。ここの土に生える植物はサボテンや熱帯植物が緑と成り、丁度花を咲かせる一番良い季節でした。この数週間後には、熱帯地となり茶色の世界に変化して行くのだそうです。ロッジのチェックアウトを7時に終わらせ、昨夕頼んでおいた今日の昼食、ピザを受け取る。売店で記念に、この地のティシャツとバードウオッチング(航空機鑑賞)バンダナを買いました。このレストラン上空も低空で飛行するらしいです。


この宿泊地から撮影ポイントまでは、約15分。8時頃到着しました。
徳さんは少し離れた別ポのイントに行くとの事で、16時待合わせと言う事で二手に分かれました。
ポイントでは、耳を研ぎ澄まし訓練機の動向を予測する。

このV字谷の入り口を、前回来た時に『魅惑のVゾーン』と多賀谷さんが命名したそうです。そのV字谷●秘ゾーンに頭を突っ込んだの図です。


自分は、準備怠り無くで、何時でもいらっしゃいの構えです。


ここからは、当日のフライト画像を紹介します。

9時01分 FA18 が、僅か30秒の間に3機が谷に飛び込んで来ました。
1機目は、昨日ここでのイニシャルショットを撮った、コナ記念塗装のVX-9 #250。ふぁっとV字谷入り口に見える姿はキューンと印象的で、そこから、ゼロコンマ数秒の間に機体を捻りながら目の前を通り過ぎて砂漠に消えて行く姿は、何ともファンタスティックでした。






続いて、VX-9 所属のレガシー#303は、根性なしで通過。


直後,F/A18E VFA-147 のアーゴ#206が飛来。3機連続飛来で胸はドキドキでした。










9時45分頃、砂漠の方角で微かなジェット音がしたかと思えた次の瞬間、F16 が背後を通過。直後、目の前の谷側を、もう1機がドカーンとやってくれました。この2機は、V字谷入り口上空の後方でジョインして去って行きました。砂漠側からの突然の飛来を、ただただ唖然と見送るばかりでした。

11時03分 FA18 #206が1機飛来。レムアに帰途寄ってくれた様で、砂漠方面から視認出来る上空を、通過して戻って行きました。

11時20分 FA18 VFA-2 隊長機が飛来。V字谷上空の正面から下降して、やや左前方で捻りながら砂漠に抜けて行きました。やぁ〜、胸がバクバクです。o(^_-)O

背中がバッチリですと、塗装の綺麗なCAG機も台無しですね。


11時25分 FA18 VFA-86 サイドワインダーが 2機(#303,306)飛来。








12時17分頃 FA18 VX-9 #250バンパイアー が砂漠側から高速で飛来。V字谷出口でハイレートクライムを行い離脱して行きました。カメラ設定がクロップと成っていた為、順光バッチ リの前姿がはみ出してしまい撃沈。辛うじて後ろ姿を撮りました。!(◎_◎;)



ハイレートクライムの後、上空で一回転した後、さらに急上昇して視界から消えて行きました。


13時00頃、EA8G #500 バンパイアーが低空で進入。谷底にかなり近い場所を飛行して砂漠に抜けて行きました。o(^_-)O






13時03分頃 FA18 #206 アーゴが、2度に渡りV字谷方面から飛来。今日、一体何機が飛来したのか分からなく成りつつ有ります。o(^_^)o

13時06分頃 上記#206が再度進入。


13時12分 FA18 NJ #102が、チョット高めの進入後、離脱。o(^_-)O


14時14分 FA18 #311 サイドワインダー1機、峰をかすめて砂漠に抜けて行きました。o(^_-)O




今日は、本当に凄かったです。一日がアッと言う間に過ぎ去り、大満足の一日と成りました。
多くの方々が、この地に挑戦していますが、一日に4機程度撮れれば良しと言えるのだそうです。
ましてや、坊主もあるこのポイントで、この成果は何と表現したら良いのでしょうか。

14時を境に空域のジェット音も少なくなり、その後の飛来は有りませんでした。16時に撤収して、滞在先のキングズバークにある友人宅を目指す事としました。途中、SWC展望台や砂漠の中に咲く花の写真撮影をしながら帰路に着きました。










約400キロ程度の行程で、16時10分頃発で21時35分に到着しました。
滞在先近くに来てから道に迷い、30分弱の堂々巡りをしてしまいました。iPhoneのGoogle mapに住所を入れて道案内して貰い、バッチリ到着。これが無料のソフトだから恐れ入りますです。o(^_-)O

帰宅後、ビールで乾杯。今回の成果をお祝いしました。そして、美味しい美味しいステーキを頂きました。


Death Valley Report 如何でしたか? このポイント、癖に成りそうです。また、機会を作って是非行ってみたいです。!!



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