キャンプ富士にマリンコが! 
  13/MAR/2017 Monday 

演習などの広報が見当たらない中でしたが、普天間基地配備の AH-1Z バイパー2機(46,47)と UH-1Y ベノム3機(00,02,04)の5機が、3月12日(日)岩国基地を離陸、途中給油を行いながら、夕刻キャンプ富士にやって来ました。そして、翌日(月)には給油の為、3機が厚木基地に立ち寄り、その後往路の逆コースを西に向かいました。夕刻には、岩国基地に帰り着いた様です。マリンコのヘリが厚木基地に飛来したのは、CH-53/CH-46以外では 10数年振りの事と思われ、今回は厚木に立ち寄るかどうか分からない為、朝6時に自宅を飛び出してキャンプ富士に向かいました。幸運にも、当日キャンプ富士を離陸して行く御一行に遭遇する事が出来て嬉しい一日と成りました。

<追伸> 今回の飛来目的は、補助燃料システムで航続距離をアップ

【米海兵隊普天間航空基地】新しい補助燃料タンクを装着したAH-1ZヴァイパーとUH-1Yヴェノムの両ヘリコプターは、沖縄から本土へ向けて飛び立ちました。第267米海兵軽ヘリコプター攻撃飛行隊は新しい補助燃料タンクの性能を調べるための飛行を行い、カリフォルニア州ペンベルトンから沖縄に派遣されている同飛行隊のパイロット、クリストファー・ミラー大尉は、ヘリの航続距離が25%増加したと次のように説明しました。
「この燃料タンクの使用はヘリの能力を高め、在日米海兵隊を支援する機能をさらに高めることができる」
ミラー大尉はヴェノムを操縦し、沖縄県の普天間航空基地から314海里 (581キロ) を飛び続け、鹿児島県の新種子島空港に着陸し、同ヘリの航続距離の記録を更新しました。同飛行隊指揮官のジョン・リビングストン中佐も、同距離がヴェノムとヴァイパーの新たな航続記録であることを確認しました。4日間に渡る飛行中、飛行隊は大阪を訪れたほか、岩国航空基地とキャンプ富士にも飛行しました。ミラー大尉は、「新補助燃料タンクにより、マグタフ(海兵空陸機動部隊)を指揮する指揮官は危機に対応し、戦域の最南端から最北端まで対応できる能力を備えることができた」と説明しました。
補助タンクは魚雷のような形をしており、ヘリコプター下部の両側に装着することができ、H-1ヘリコプターが目的地に着いた際に簡単に取り外すことができ、すぐさま次の任務に向かうことができます。ミラー大尉は、「ヘリを遠方に展開する場合、補助燃料システムのお陰で、ヘリを空輸で送ることなく、自力で飛行し移動することを可能にします」と言います。
H-1ヘリコプターの活動範囲を拡大することで、危機対応、抑止力の維持、前線展開、戦闘任務の遂行、人道的支援など様々な場面を支援することができます。
ミラー大尉は、「この補助燃料タンクは、地上で活動する海兵隊員を支援するH-1の能力を強化し、さらには、在日米海兵隊の‘ファイト・トゥナイト’のモットーを可能にし、さらなる機能強化が期待できます」と締めくくりました。



HMLA-169/UV キャンプ富士報告


当日は未明に小雨が降った様で、路面が濡れていましたが、朝は3度と気温は低かったのですが、風も無く明るい曇り日で、陽炎に悩まされる事も無く過ごしやすい日と成りました。また、8時頃から各機共に整備したり、乗員の荷物を積んだりで、フライトがある事は分かったので、マニア仲間の方達と談笑しながら待つ事も楽しみな時間と成りました。














10時22分頃、バイパー2機タキシーアウト。残念ながらRWY20上りと成りました。











10時23分頃、南に向けてRWY20より離陸する3機。約30分後には厚木基地に給油の為、RWY01側から降りたと言う報告が有りました。給油後のクリアランスは、名古屋と言う事で帰路に着いたようです。










10時40分頃、残った2機のベノム(#04,02)は、バイパーが駐機していたタワー前の駐機スペースに移動しました。








10時50分頃にRWY20側より降りた陸自の2機は、11時20分頃にはRWY02側より上がって行きました。

















13時25分頃、居残りと成ったベノム2機はRWY02の離陸ポイントにむけてタキシーアウト。その後、ポジションに着くまでの工程は今日一のアングルでした。











リーダー機から身を乗り出している乗員が、手で避けろ避けろとサインを送ってくれていましたが、撮影続行。真横に来た時はファインダーから大きくあふれていたので撮影を止めてお手振りで答えたら、彼等も手を振ってくれました。この至近距離でしたがダウンウォッシュの餌食にはならないで済んだ事は幸いでした。





13時半頃、キャンプ富士を離陸後上空を旋回して南の方角に飛び去りました。



<追伸:その後の経緯ですが、厚木に給油の為に立ち寄った AH-1Z バイパー2機(46,47)と UH-1Y ベノム1機(00)の3機は、小牧に立ち寄り岩国に戻りました。この3機は、翌日岩国を離陸した後、新田原に立ち寄り普天間に戻ったようです。キャンプ富士から戻った UH-1Y ベノム(02,04)の2機は、内1機は当日岩国に戻りましたが、1機は何らかの理由で小牧に居残りと成りましたが、15日には岩国に戻り僚機と共に普天間に戻ったと思われます。


End of Report


自宅から現地迄、約70キロで一時間半の工程で、途上足柄サービスエリアに立ち寄り、朝食と昼食を取りました。
朝食は、朝定食500円。昼食は、得意の崎陽軒シュウマイ弁当と駄菓子を購入。




成果も上がり、美味しかったです。